お知らせ

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第10回東京理科大学専門職大学院(MIP)知財戦略セミナー

2008/01/26

「どうする日本の国際標準化戦略」

 IT(情報技術)産業革命の中で、高度で専門性の高い技術開発が国際的な競争にさらされていますが、同時に開発した技術の国際標準化をめぐって、熾烈な競争が広がってきました。
 市場が標準化を決めるデファクト・スタンダードよりも、技術開発国を中心とした国際的な話し合いの中で決めるデジュール・スタンダードがより重視されるようになっており、アメリカは90年代の後半から、デファクト主義よりもデジュール主義を重視する戦略にシフトしてきました。

 加えて大消費人口を抱える中国が、最近、独自の標準化を確立して先進国をけん制する動きを見せるなど、一国の戦略が大きな比重を占めるようになっています。このような世界的なうねりの中で日本はどうするのか。標準化は知的財産権の重要な要素でもあり国際競争力を占う指標にもなっています。今回は、経産省の国際標準化政策の実務上のトップにある小島康壽・産業技術環境局長をお迎えし、日本の標準化戦略につてお話を伺います。