お知らせ
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第108回21世紀構想研究会
- 2013/12/16
2014年の劈頭を飾る研究会は、衝撃の破綻として知られた株式会社林原の元専務取締役だった林原靖氏の講演と討論です。
林原氏は、破綻に至った全てを登場人物の全てを実名で書いて出版した「破綻 バイオ企業・林原の真実」(WAC)で、多くの人々に衝撃を与えました。
その本の紹介は、こちらのサイトにもあります。
第108回はオープン・スタイルです。会員以外で参加ご希望のの方は下記メールまでお申し込みください。定員になり次第締め切らせていただきます。
21世紀構想研究会事務局:お名前、所属先、連絡先明記の上お申し込みください。
pon☆sun-studio.com (☆マークは@に変換ください)
日時:2014年1月27日(月)午後7時から
会場:プレスセンタービル9階 宴会場
演題:「金融機関につぶされた国際優良企業林原」
講師:林原靖氏(元株式会社林原専務取締役)
株式会社林原は、子会社の林原生物化学研究所で研究開発した多くの成果を特許出願しており、破綻の時にも数千件の特許があった。
2007年には、特許庁から「知財功労賞」の表彰も受けている。その理由に特許庁は「林原生物化学研究所は研究開発、知財管理に対する企業トップの意識が高く、弁理士のアドバイスを受けつつも特許明細書を内製していることや、欧米企業との訴訟の経験から海外出願の必要性も十分理解し、海外で実施しないことが明らかな技術以外は、原則として全件海外にも出願している」を受賞理由としていた。
しかし、破綻の危機に際してメインの中国銀行、サブメインの住友信託銀行は、下落の続いた土地などの不動産と上場株式しか担保として認めようとせず、負債の弁済率93パーセントもあり、強力なブランドを含む知的財産権、所蔵する美術品などは認めず、ついに破綻を迎える。
このような状況を林原靖氏から直接、語ってもらい、日本の企業現場の問題点や知的財産権に対する後進性についても論議します。