お知らせ

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第124回21世紀構想研究会のご案内

2016/01/27

第124回21世紀構想研究会は、21世紀構想研究会の会員であり、各界でご活躍の永野博さんに「ドイツに学ぶ科学技術政策」のタイトルで、講演をお願いしました。Ph07
ドイツは先ごろ「インダストリー4.0」を発表して推進するなど、モノ作り国家として日本と非常に近似的な国家です。知られざるドイツの科学技術政策についてお話を伺います。

第124回はオープン・スタイルです。一般の方にも公開しますのでどなたでも(会員の方以外でも)聴講できます。申し込みは一番下のメールアドレスまでお願いいたします。

参加費:無料 定員80名

(定員に達しましたので申し込み受付は終了いたします。)

開催要項

日 時 2月26日(金)午後7時~8時半
会 場 プレスセンター ビル9階、会見場
演 題 「ドイツに学ぶ科学技術政策」
講 師 永野博氏 (OECDグローバルサイエンスフォーラム議長、研究・イノベーション学会会長、慶應義塾大学特別招聘教授)
 

 講演レジメ

最近、ドイツに対する関心がとみに増えている。ドイツといえばメルセデス・ベンツ、ビール、作曲家、哲学者などが思い浮かぶ。近年の話題は、ものづくり産業を情報通信技術と融合して新たな産業革命を起こすことを標榜する「インダストリー4.0」というドイツの政策だ。
世界でも輸出立国の代表格であるドイツが、デジタル技術によりこれから大きく変革していく世界をどのようにとらえ、どのような政策を打ち出しているのかが注目されている。また、欧州でも最も活気のあるドイツ経済の発展を支える一つがフラウンホーファー協会をはじめとする特異な産学連携システムにある。我が国の産業技術総合研究所(経産省)も同協会を将来のモデルと定めている。
そこでドイツでこのような流れを生み出す源流がどこにあるのかを、ドイツに数回、滞在し、その後もドイツの科学技術政策に関心を持ち続けている永野さんが解説します。
なお、「ドイツに学ぶ科学技術政策」(近代科学社)が上梓されたばかりであり、今回は書名と同じタイトルでの講演となります。
前著「世界が競う次世代のリーダー養成」(近代科学社、2013年)に続く力作です。こちらもお読みいただけると参考になります。