お知らせ
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第160回21世紀構想研究会のお知らせ
- 2020/10/01
新聞は生き残れるのか。ネットで氾濫する情報はどのようにとらえればいいのか。混沌とする時代を迎えています。その現場からの生々しい報告と近未来を示唆した講演と討論の場にしたいと思います。
ZOOM講演になりますが、是非、討論に参加して下さい。
開催日 2020年10月17日(土)午後4時から同6時まで
ZOOM開催 URLは追ってご案内します。
※zoom講演会は一般公開いたします。どなたでも聴講できます。一番下の事務局メールアドレスへお申し込みください。聴講無料
講師
坂井隆之(毎日新聞統合デジタル取材センター副部長)
講演タイトル
「46歳記者がデジタルジャーナリズムの世界で見たもの 新聞の未来はどこにあるのか」
講演要旨
新聞の部数が全国で激減している。過去20年間で1590万部が減り、足元で減少ペースはさらに加速している。20年後には存在しているかどうかも怪しい、いまや「絶滅危惧種」だ。生き残りをかけて各社が取り組んでいるのが、ウェブ上で記事を読んでもらうデジタル化(DX)であるが、収益に結びつけるまでには至っていない。
経済報道の分野で「紙」文化にどっぷり浸かってきた筆者は、この4月からデジタルジャーナリズムの最前線に身を置き、何とか老舗新聞社の存在感を発揮させようと悪戦苦闘している。実験的部署である統合デジタル取材センターの取り組みは徐々に成果を上げつつあるが、これは「時間との闘い」であり、厳しい生存競争の中で安穏としていられる状況にはない。
今回の講演では、新聞社が置かれている現状と、デジタルジャーナリズムの最新の情勢について、できるだけ具体的事例を交えてお話をしたい。その上で、ジャーナリズムと市民が相互に支え合う成熟した情報化社会を実現するにはどうすればよいか、聴者の皆さんと一緒に考えていきたいと思っている。
講師略暦
坂井隆之(さかい・たかゆき)
1973年生まれ。広島大学大学院修了。1998年毎日新聞入社。千葉支局を経て、2003年から経済部で日銀、金融庁、財務省などを担当。12年~16年、ロンドン特派員として、欧州、中東、ロシア、アフリカのニュースをカバーした。20年4月から統合デジタル取材センター副部長。共著に「AIが変えるお金の未来」(文春新書)など。京都市出身。
聴講申し込み先:21世紀構想研究会事務局メール:kosoken-kosoken@ml.galileo.co.jp
受付は終了しました。