講師は元特許庁長官、内閣官房知財戦略推進事務局長、通産省通商産業審議官、21世紀構想研究会アドバイザーでもある荒井寿光氏(中小企業投資育成株式会社代表取締社長)です。
荒井寿光氏は、1996年に特許庁長官になると矢継ぎ早に知財改革に着手し、産官学の知財意識に変革を求め特に企業の知財戦略を変えることに成功した。その後、通産省通商産業審議官を経て民間に転進したが、小泉内閣の知財戦略本部の設置とともに内閣官房に設置された知財戦略推進事務局長として采配をふるい、知財推進計画を策定して多くの実績をのこした。
しかし小泉政権終了後、知財改革は停滞期に入り、くるくる変わる歴代内閣の知財政策も存在感が薄くなってしまった。
その間、中国、韓国が知財改革を急進的に推進させ、両国の産業競争力の増強ともあいまって知財政策でも日本を凌駕し始めている。米欧も知財政策を着々と進めており、日本の停滞が際立ってきた。
荒井氏は、直近の世界の知財動向を分析しながら日本の知財改革への道筋を提言し、知財再構築への提言を行う。 ご期待ください。(文責・馬場錬成)
第94回21世紀構想研究会
日時:2012年7月9日(月)19時から(会員の方は18時半より食事のご用意をしております。)
会場:日本記者クラブ 9階 宴会場
テーマ「知財立国への再構築 世界の知財動向と日本の知財針路」
講師:荒井寿光 東京中小企業育成株式会社 代表取締役社長
21世紀構想研究会アドバイザー
第94回21世紀構想研究会は公開のオープン・スタイルです。一般の方の参加受付いたします。
(参加費無料)
当日18時50分開場になりますのでご注意ください。
参加ご希望の方は21世紀構想研究会事務局・峯島までメールでお申し込みください。
21世紀構想研究会事務局 峯島宛 pon☆sun-studio.com(☆を@に変換ください。)
講演はフロアとの討論を挟みながら大変盛り上がりました。
「知財戦略なくして日本の将来はなし」という点で会場は収束していきました。
講演会終了後荒井寿光氏を囲んで。右は生島和正氏(武蔵エンジニアリング社長)
左は馬場錬成(21世紀構想研究会理事長)