お知らせ

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第109回21世紀構想研究会

2014/03/14

第109回21世紀構想研究会は、4月21日(月)午後7時から開始します。

本研究会はオープン・スタイルです。一般の方もぜひご参加ください。

年度初めの研究会はいつも独自(本音)の意見を堂々と述べる東大工学系研究科教授の中尾政之さんに特にお願いして講演をしてもらいます。

端的にいうと、理系研究者はそれなりに頑張っているのに、日本の文系研究者は国際的に「ダメな研究者」と密かに言われている現状に、一石を投じる講演になると思います。

日本は明治維新いらい、法学一辺倒で国を作ってきました。しかしその役割はとうに終わっているのですが、依然として法学部OGOBが社会を制しているように感じます。

だから優秀な人材が法学部系に集まっているのでしょうが、もはやそういう時代ではないと思います。

しかし中尾教授の講演内容は、そのようなことは言わないと思います。理系研究者のように客観的なデータをもとに、事実に基づいた考えを披瀝すると思います。是非出席して討論に参加してください。

■開催概要

■日時:2014年4月21日(月)午後7時-8時半

■会場:プレスセンタービル9階宴会場

■講演「論文数・伸び悩みの理系、さっぱりの文系」

 中尾政之・東京大学工学系研究科教授

申込み:21世紀構想研究会事務局

      pon☆sun-studio.com(☆を@に変えてメール送信下さい)

■参加費:無料

講演レジメ

世界の大学ランキングで日本の大学のポジション低下が問題になっている。ここ10年間、研究資金が伸び悩み、その結果、理系の論文数も伸び悩みになっている。

さらに、論文数を教員数で割ると、欧州の一流大学に比すると値が半分くらいに落ちる。それは教員の中でカウントされる「論文数・さっぱりの文系」の教員も含まれるからです。

理系・文系とわけることも日本独特の文化であるが、文系の就職が難しくなってきている。理系のほうに受験生が流れてくることは戦後初めての現象である。

文系の教員も英語の論文を大量生産して、海外で自論を主張する文化に変えるべきであろう。そうでないと、日本の大学自体が沈没する。