お知らせ

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第191回21世紀構想研究会のご案内陳腐化する日本の教育現場  立て直しと教育改革を基礎データから説き起こす

2024/01/05

陳腐化する日本の教育現場 

立て直しと教育改革を基礎データから説き起こす

第191回・21世紀構想研究会&新年パーティを開催します。

日 時 2024年1月25日(木) 午後6時から同8時30分

会 場 日本プレスセンタービル9階・会見場

講 演 「陳腐化する日本の教育現場 立て直しと教育改革を基礎データから説き起こす」(1時間)

  基調講演各30分

  • 「我が国の教育改革に異次元の改革を求める」

 野依良治(JST研究開発戦略センター長、2001年ノーベル化学賞受賞) 

  • 「世界と日本の教育・科学技術イノベーションの現況について」

沖村憲樹(研究会学術アドバイザー、JST名誉理事長)

講演のあとに新年パーティを開催します。

構想研創設25周年記念シンポジウムでも指摘されていますが、日本の教育現場が時代の中で取り残されています。その動かぬ証拠を世界の教育、科学データを総合的に分析した書籍が刊行されました。

「教育・科学技術イノベーションの現況・世界と日本」(公益社団法人・科学技術国際交流センター、定価税込み1000円)

本研究会の学術アドバイザー・沖村憲樹さんが先導して刊行にこぎつけたものです。これまでこのようなデータ・解説本はなく、日本で初めてのものです。

明治維新から教育国家として国の基盤を支える人材を輩出してきた日本だったはずですが、気が付けば教育への投資額では、OECD38か国の中で36位とビリから2番目。

教育用コンピュータ1台当たりの児童・生徒数は、アメリカ、韓国、オーストラリアなどよりずっと下、教員の労働時間も長く、賃金は安い。教員の質の低下が止まらない。

研究開発費は、この10年間、諸外国は軒並み大幅に増やしているが、日本はほぼ横ばい。特に2015年からの5年間を見ると減少になっている。

国民1人当たりのGDPは、1995年には、OECD38か国でトップだったものが、いまや20位まで転落した。こうした現況を示しながら、対応策を模索する講演になります。

講演の後は、この現況を吹き払う新年パーティになります。