お知らせ

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第78回21世紀構想研究会

2010/01/22

第78回21世紀構想研究会

 
日 時:2010年2月4日(木) 午後7時―同9時
会 場:日比谷 日本記者クラブ 9階 
演 題:「物華天宝 -研究にはセンス、雰囲気、そして感動が大切ー」
講 師:藤嶋昭(東京理科大学学長、日本学術会議知的財産検討分科会委員長)

東京理科大学の学長に就任した藤嶋昭先生は、1967年に東大大学院生だったとき、酸化チタンを電極にして光を当てると水を分解する現象を世界で初めて発見した。これは「ホンダ・フジシマ効果」と呼ばれ、世界中に知れ渡った。
その後この原理による研究は、橋本和仁東大教授、渡部俊也東大教授らに引き継がれ、藤嶋先生らとも共同研究を進めながら、浄化作用、殺菌作用、親水作用による様々な応用研究と実施へと広がっている。
今回の本研究会では、光触媒の研究のあらましを紹介しながら、研究現場の「集団の雰囲気」の重要性や「アインシュタインとナビゲーション」、「ピラミッドの奇跡と土台作り」、「ソメイヨシノはなぜ一斉に開花するか」など独自の視点を織り込んだ非常に魅力ある講演内容になります。

藤嶋先生の業績に対しては、日本化学会進歩賞(1975年)、朝日賞(1983年)、光化学協会賞(1988年)、井上春成賞(1998年)、電気化学会学会賞(1999年)、日本化学会賞(2000年3月)、「日本国際賞」(2004年)、「2004年度日本学士院賞」、「内閣総理大臣賞」などが授与されています。

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