お知らせ

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第82回21世紀構想研究会

2010/09/06

第82回21世紀構想研究会のご案内

 第82回構想研は、知られざる海の世界を存分に探索する講演会を開催します。
 講演会の後は、この夏の出来事を語り合う楽しい懇親会といたします。
 皆様、是非ともご出席ください。

  第82回21世紀構想研究会
   日 時:2010年9月17日(金) 19:00から
   会 場:プレスセンタービル 9階・宴会場 
http://www.jnpc.or.jp/section1/shisetsu.html#map

   演 題:「ちきゅう」号による新しい地球像の探求
~ メタンハイドレート 熱水鉱床 地下生命圏 ~
   講 師:平 朝彦先生(独立行政法人海洋研究開発機構理事)
   
 海洋地質学の国際的な権威として知られる平朝彦先生が、世界トップの性能を誇る地球深部探査船「ちきゅう」が探査する巨大地震発生のしくみ、地球規模の環境変動、生命の起源、新しい海底資源などについて最新の情報を解説してくれます。
 特にこの中でも、日本をエネルギー大国にする可能性を秘めているメタンハイドレートの実用化に向けた研究や取り組みについて解説してもらいます。

 21世紀構想研究会では、従来から活動していた「エネルギー安全委員会」を発展的に改組し、「メタンハイドレート実用化研究委員会」とすることにしました。
 平先生は、新しい委員会の委員長として今後、メタンハイドレートの実用化の研究動向を調べたり、政策提言のための研究を展開する予定です。

メタンハイドレートとは、簡単に言うと海底1000メートル付近にたまっているシャーベット状になっているメタンです。海底1000メートルは100気圧になるので、メタンガスにならないでシャーベットになっています。
これを地上にくみ上げると約160倍の容積のメタンガスになります。これを燃料に使ったり、化学製品の原料にします。
埋蔵量は、高知県沖合いなど日本列島のすぐ近くに眠っているメタンハイドレートだけで、日本の天然ガス消費量のほぼ100年分とされています。
これを実用化に成功すれば、日本は世界最大のエネルギー資源国になります。
その研究を推進するのが、この衣替えした委員会の目的です。

 
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