お知らせ

お知らせ

192回21世紀構想研究会のご案内「能登半島地震から原発問題を考える ~賛否を超えて現実を直視する」

2024/03/10
192回21世紀構想研究会は日本テレビ解説委員として
活動し、その後もジャーナリストとして諸問題について解説を
発信している本会理事の倉澤治雄さんに、能登地震で再考させた原発
問題について解説をお願いしました。


 第192回21世紀構想研究会開催要項
 日時  3月25日(月) 午後6時~8時
 会場  プレスセンタービル9階 大会議室


 講演と討論 
 講師  倉澤治雄(元日本テレビ解説委員、科学ジャーナリスト)
 能登半島地震から原発問題を考える
         賛否を超えて現実を直視する
趣旨
2011年3月11日に起きたマグニチュード9.0の東北地方太平洋沖地震から
12年が過ぎました。日本列島はいまも「地震活動期」にあると専門家は言います。
こうした中、2024年1月1日にマグニチュード7.6の能登半島地震が発生し、
240人以上の方が命を落としました。

能登半島には「志賀原発」があります。幸い定期点検中で、事故には至りません
でしたが、想定を超える揺れに襲われ、電源盤などが損傷したほか、大量の油が
流れ出しました。また隣の珠洲市にはかつて珠洲原発の建設が計画されましたが
住民の反対により、計画は白紙となりました。珠洲市では今回の地震で海岸線が
最大4メートルも隆起しており、もし珠洲原発が稼働していたらどうなっていたか。

原発問題は国民世論を二分するテーマです。
賛成、反対、それぞれ言い分があります。
まずは現実を直視することが大切です。その上で賛否を超えて冷静に議論することが、
いま私たちに課された課題です。今回の研究会では長年原発取材を行ってきた
倉澤氏に能登半島地震で何が起きたのか解説していただくと同時に、福島第一原発
事故での反省を踏まえて、原発問題にどのように向き合っていくべきか、討論します。