さる4月から続いていた21世紀構想研究会・100回記念イベントの最後を飾る「打上げ会」が、7月19日、プレスセンタービル9階で開催され、50人を超える参加者で盛会のうちにイベントを閉幕した。
この日は、100回記念イベントの講演を行った、加藤紘一・日中友好協会会長(元自民党幹事長)、記念シンポジウムのシンポジストになった藤嶋昭・東京理科大学学長、岩本沙弓・大阪経済大学客員教授、本会アドバイザーの荒井寿光・元特許庁長官ら多くの人が参加して楽しい宴となった。
打上げ式に先立ち、本会会員で曹洞宗の名刹・霊巌寺住職、秋尾常民師が「遊び心と禅」のタイトルで講話を行った。多くの仏教語を出しながら、その深遠な意味と現代人の行動様式を引合いに出しながら、思い遣りや気配り、時代が変遷しても変わらぬ物事の価値観などについて思索する話をして参加者に感銘を与えた。
この後で日本酒を賞味しながら日本酒文化の国際的な広がりを語り合う「日本酒を国酒に!」とする打上げパーティを行った。
この日は本会会員である伊勢丹本社フードアテンダントの中澤律子さんが、特別に調達しきた12種類の銘酒を飲みながら、日本酒を堪能する会となった。
乾杯の挨拶をする加藤紘一先生(左端)、真ん中が馬場理事長、右端は中澤律子さん。
ずらり並んだ銘酒と特製の升とお猪口も準備万端。
まず乾杯には「八海山」(新潟)スパークリングシャンパンと同じ製法で作られた発砲酒である。まるでワイン趣向の乾杯に参加者も大喜びだった。さらに次々と開けられた銘酒を特注のお猪口や特製の升(本会会員・井上善男氏の寄贈)で飲みながら楽しんだ。
堪能した銘酒は次の通りである。
* 新千歳(福井) さくらロック お酒の概念を変えてアルコール度数を氷でお好きなように。
* 小左衛門(岐阜) ゆず酒 香りとほのかな甘味を楽しんで。
* 古酒(福島) 流転 ワインのようにヴィンテージを楽しむ大人の味わい。
* 萬乗酒造(愛知) 醸し人九平次 三ツ星レストランのワインリストにも掲載される世界の酒。
* 大村酒造(秋田) 福小町 通の大吟醸 オリンピック招致のレセプションで出されました。
* 南部酒造(福井) 花垣 日本酒をオーク樽につけてバニラ香を楽しむ新しい日本酒。
* 宮坂醸造(長野) 真澄 ワインに近いアルコール度数を12度に抑えた優しい創造酒。
* 出羽桜酒造(山形)出羽櫻 100年前以上前から鑑評会に出ている地酒の雄といえる酒。
* 菊水酒造(新潟) 菊水 酒造米ではなく魚沼産コシヒカリで醸した柔らかい味わい。
* 勝山酒造(宮城) 勝山 貴腐ワインのような味わい チーズやショコラとのマリアージュも。
* 大七酒造(福島) 大七生もと 最高級の雫原酒の選りすぐり サミット乾杯酒にも採用!